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2009年9月5日

Brasil X Japan


鈴木美也子著、書肆侃侃房刊

昨年移民100年を迎えたBrasilと日本との関連を通して、carnavalや音楽、サッカー、ブラジル観光等を筆者の目を通じて見つめ直した素敵な1冊。素晴らしい写真が満載されている。また日系移民のインタビューや、日本に置けるBrasilも紹介。欲張りだけど充実した真摯な内容です。そしてかなり実用的なガイドでもあります。

2009年1月25日

ネオ・トロピカリア|ブラジルの創造力


東京都現代美術館編 エスクァイア マガジン ジャパン刊

本書は、2008年10月22日から、本年1月12日まで、東京都現代美術館で開催された「ネオ・トロピカリア-ブラジルの創造力」展の公式カタログである。「トロピカリア」革命とは、1960年代後半にブラジルで起こったカルチャー革命である。音楽界においては、カエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジル、トン・ゼーなどがこのムーブメントを牽引した。が、その動きは音楽界のみに留まらず、美術、建築、文学、演劇など多岐にわたり、総合的な芸術革命へと発展した。運動の根幹をなすコンセプトは、ブラジルの伝統的な芸術を再認識し、尊重しつつも、同時代的な欧米の文化を積極的に取り込み吸収し、それによりブラジルの文化をよりユニバーサルなものへと「アップデート」(本書巻頭のジルベルト・ジルのインタビューより)することを意図したものだった。また、「ネオ・トロピカリア」とは、90年代以降の、トロピカリアのコンセプトを引き継ぐ芸術家達の動向であり、いわばトロピカリアの末裔たちと、その芸術を指し示すものといえる。本展覧会では、「トロピカリア」というムーブメントの呼称を産み出す源となった、エリオ・オイシチカの作品を始めとする、「トロピカリア」の時代のアーティストの作品と、それ以降の「ネオ・トロピカリア」のアーティスト達、言わば現代ブラジル・カルチャーを代表する計28組のアーティストの作品が展示された。絵画、造形、建築、写真など、表現形式は様々であるが、ヴィヴィットで大胆な色彩や造形は、日本人的「想像力」の範疇を超えるブラジル的「創造力」を感じさせ、生命力と多様性に富んだ素晴らしい展覧会であった。本書は、その展覧会の公式カタログであるが、元ブラジル文化大臣ジルベルト・ジルのインタビューから始まり、トロピカリア、ネオ・トロピカリアの時代的背景と解説、そして各々の作家のプロフィールと、その作品が順に掲載されている。さらに注目のブラジリアン・モードについての解説や、中原仁氏によるトロピカリア・ディスク・ガイド20までもが収められ ている。展覧会に行く機会を得た者にとっては、知識の補完として極めて有用な図録であり、残念ながら実際の展覧会に行く機会に恵まれなかった者にとっても、現代のブラジル・カルチャーを知る上で重要な情報源となり得るものである。なお、2009年1月24日から3月1日まで、広島市現代美術館で巡回展が行われる。お近くの方は是非この機会に。(本原稿は月刊ラティーナ誌2009年2月号に使用しました。)

2008年12月28日

BRASIL - SICK


宮沢和史著 双葉社刊

宮沢さんのブラジルへの愛と、未だ衰えぬブラジルへの好奇心に溢れた素敵な著作だ。2008年、日本ブラジル移民100周年に、Ganga Zumbaのブラジルでのライブを実現させるための旅を綴った旅行記でもあり、ブラジルの文化を伝える情報も満載である。国安真奈さんとの対談、元ラティーナ編集部の肥田さんや、中原仁さんのエッセイも。これは是非に読んで頂きたい一冊です。

2008年12月21日

+81 Voyage / Brazil and Argentina Issue


ディー・ディー・ウェーブ社発行 河出書房新社発売

Rio de Janeiro, Belo Horizonte, São Paulo, そしてBuenos Airesを、建築、音楽、アートなど多面的にガイドした素敵な一冊。「ネオ・トロピカリア ブラジルの創造力」展についての記事や、ディスク紹介まであります。そういえばこの雑誌以前にもBrazil Issueを発刊したことがあったな。

2008年12月20日

O Jeitinho no Japão para Os Brasileiros


松田真希子著 Thiago Sales Pinto訳 春風社刊

「ブラジル人のためのニッポンの裏技 - 暮らしに役立つ日本語便利帳」、すなわちブラジル人のために書かれた本なのですが、我々日本人が読んでもとても興味深いのであります。むしろポル語のほとんど話せない私などにとっても、ポル語の学習に役立つ本なのです。実際学習しているかどうかは別にして。

2008年10月5日

Campana

Campana Brothers at the brasilian embassy in Tokyo プ チグラパプリッシング刊

ブラジルを代表する造形作家カンパナ兄弟の、2005年にブラジル大使館で行われた「カンパナ・ブラザーズ展」の作品集。本としても美しいが、収められた作品のpopな美しさ、発送の大胆さに驚かされる。

2008年9月23日

ブラジルのかわいいデザインたち

植嶋秀文、井岡美保著 ピエ・ブックス刊

ブラジルの食品のパッケージ、日用品、アルバムジャケット、お土産品などの可愛らしいデザインを一冊にまとめたもの。副題「光と風の国から届いた心地よい雑貨たち」。ブラジルらしい、実にポップなデザインが並んでいます。ちょっとしたブラジルの解説、料理の作り方などもあり、本自体がすでにかわいい。

2008年8月28日

現代ブラジル事典

小池洋一ほか監修 ブラジル日本商工会議所編

こんなの如何でしょうか。ブラジル音楽関連ではありませんが、今世紀最も発展が期待される未完の大国ブラジルの、文化、産業、歴史、経済、社会など、すべてを網羅したブラジルのすべてを知るための事典。全500ページ、腕力の無い人は持てないくらい分厚い1冊。